取引と注文
スプレッド
買値と売値の差。販売所形式ではこれが実質的な手数料であり、「手数料無料」の表示と両立する。
スプレッドは、その瞬間に買える価格と売れる価格の差です。板取引では最良買い注文と最良売り注文の差、販売所では運営会社が提示する2つの価格の差を指します。買った直後に売ればこの差だけマイナスになる、という意味で実質コストです。
日本の読者にとって最重要の論点がここにあります。販売所形式は「取引手数料無料」と表示されていても、スプレッドが対価として設定されています。Coincheckは自社の手数料ページで、販売所の「手数料相当額」を0.1〜5.0%(一部銘柄は2.0〜6.5%)と開示しています。片道でこの水準なので、買って売れば往復で倍かかります。板取引の手数料は0.0〜0.15%程度で、桁が違います。
スプレッドは市場の状況で広がります。相場が急変している時間帯、流動性の薄い銘柄、早朝や連休中は特に広くなります。表示価格だけを見て「安く買えた」と判断できないのは、価格の中にコストが埋まっているからです。当サイトの円建て価格はスプレッドを含まない中間水準の参考値です。