銘柄: 18,090時価総額: 353.81兆円 1.5%24時間出来高: 9.49兆円BTC ドミナンス: 56.2%ETH: 10.0%恐怖・貪欲: 27 恐怖

暗号資産・仮想通貨の用語集|意味をやさしく解説

暗号資産の解説記事が読みにくいのは、専門用語が説明なしで出てくるからです。ここでは実際に使ううえで避けて通れない用語を分野別に並べ、それぞれ1ページで完結するように解説しています。検索欄に日本語でも英語(略語)でも入力できます。

日本の制度で意味が変わる用語は、その違いも書いています。たとえばレバレッジは海外では100倍が普通に使われますが、国内の登録業者では個人向けは2倍が上限です。ステーブルコインは2023年の資金決済法改正で「電子決済手段」という枠に整理されました。売却益の扱いも国によって違います。海外の解説をそのまま読むと、こうした前提がずれたまま覚えてしまいます。

基本用語

ブロックチェーン

取引の記録をブロック単位でつなぎ、多数の参加者が同じ台帳を共有することで、後からの改ざんを事実上不可能にする仕組み。

アルトコイン

ビットコイン以外の暗号資産の総称。イーサリアムのような大型銘柄から、実質的に価値のない無名トークンまで含まれる。

コインとトークンの違い

コインは自前のブロックチェーンを持つ通貨、トークンは他のチェーン上で発行された資産。発行の手間がまるで違う。

時価総額

価格×循環供給量。市場がその暗号資産全体に付けている値段で、規模を比べる基本指標。1枚の価格の高さとは無関係。

循環供給量

市場に実際に流通している枚数。ロックされている分や未発行分は含まないため、時価総額の計算にはこの数字が使われる。

総供給量

すでに発行された総枚数(焼却分を除く)。将来分まで含む最大供給量とも、流通枚数とも違う。

FDV(完全希薄化後時価総額)

将来発行される分まで含めた全供給量に現在価格を掛けた金額。時価総額との差が、これから市場に出てくる供給圧力を表す。

出来高(取引高)

一定期間に売買された金額。時価総額に対して出来高が小さい銘柄は、売りたいときに売れない可能性がある。

法定通貨(フィアット)

国家が発行し、その信用で価値を裏づける通貨。円、ドル、ユーロなど。暗号資産と対比して使われる。

サトシ(satoshi)

ビットコインの最小単位で、1億分の1BTC。少額の送金やライトニング決済はこの単位で表される。

サトシ・ナカモト

ビットコインの論文を公開し初期の開発を行った人物または集団の名。正体は不明で、保有分は一度も動いていない。

ホワイトペーパー

プロジェクトが技術と設計を説明する文書。読み方を知っていれば、投資判断より先に「中身がないこと」を見抜く道具になる。

非中央集権(分散化)

単一の管理者に依存せず、多数の参加者で運営される状態。程度の問題であり、「分散している」と自称するだけでは意味がない。

ビットコインドミナンス

暗号資産の総時価総額のうちビットコインが占める割合。市場の資金がどこに向いているかを1つの数字で表す。

過去最高値(ATH)

その資産が記録した史上最高価格。円建てとドル建てで到達時期がずれる点に注意が必要。

半減期(ハルビング)

約4年ごとにビットコインの新規発行量が半分になる仕組み。供給の増加ペースが機械的に落ちていく。

ステーブルコイン

法定通貨などに価値を連動させた暗号資産。USDTやUSDCが代表で、日本では改正資金決済法上の電子決済手段として整理された。

HODL(ガチホ)

価格が動いても売らずに長期保有すること。2013年の掲示板での書き間違いが定着したスラング。

ミームコイン

ネット文化や話題性そのものを価値の源にしたトークン。技術的な用途を持たず、注目が消えれば価格の根拠も消える。

ベスティング(トークンの解放)

運営や初期投資家に配分されたトークンが、時間をかけて段階的に解放される仕組み。解放日は供給増加のスケジュール表でもある。

ブロックチェーンの仕組み

マイニング(採掘)

計算競争によって新しいブロックを作り、報酬として新規発行分と手数料を受け取る作業。ビットコインの発行と安全性の源。

ステーキング

暗号資産を預けてネットワークの承認に参加し、報酬を受け取る仕組み。預金利息とは性質が異なる。

バリデータ

PoSチェーンでブロックを提案・承認するノード。担保を預け、不正をすれば没収される立場にある。

ノード

ブロックチェーンの台帳を保持し、取引とブロックの正しさを自分で検証するコンピュータ。

ハッシュレート

ネットワーク全体の計算能力の合計。高いほど攻撃コストが上がり、チェーンの安全性が増す。

ブロック

一定数の取引をまとめた記録の単位。前のブロックとハッシュでつながり、鎖を形成する。

ブロックエクスプローラー

ブロックチェーン上の取引・アドレス・残高を検索できる公開ツール。送金の確認と銘柄の実態確認に使う。

ガス代(手数料)

ブロックチェーン上で処理を実行するために支払う手数料。混雑度で変動し、失敗しても返ってこない。

Gwei(ギガウェイ)

イーサリアムの少額単位で、10億分の1ETH。ガス代の単価を表すのに使われる。

メンプール

ブロックに取り込まれる前の取引が待機している領域。混雑すると待ち時間と手数料が上がる。

フォーク(分岐)

チェーンのルール変更。互換性のないものがハードフォークで、通貨が2つに分かれることがある。

スマートコントラクト

ブロックチェーン上で自動実行されるプログラム。条件どおりに動く代わりに、バグも仕様どおりに実行される。

ERC-20

イーサリアム上のトークン規格。共通の作法に従うため、ウォレットや取引所が個別対応なしに扱える。

レイヤー1(L1)

それ自体で完結するベースのブロックチェーン。ビットコインやイーサリアムがこれに当たる。

レイヤー2(L2)

L1の外で処理をまとめ、結果だけをL1に記録することで手数料を下げる仕組み。

ロールアップ

多数の取引を1つにまとめてL1へ書き込む方式。楽観的方式とゼロ知識証明方式の2種類がある。

メインネット

実際の資産が動いている本番のネットワーク。テストネットのトークンには価値がない。

51%攻撃

計算能力や持ち分の過半を握って記録を書き換える攻撃。小規模チェーンでは実際に発生している。

取引と注文

中央集権型取引所(CEX)

事業者が顧客資産を預かり、板と口座を運営する取引所。国内では金融庁への登録が必要で、登録の有無が保護の分かれ目になる。

DEX(分散型取引所)

スマートコントラクトが売買を成立させる取引所。口座開設が不要な代わりに、操作ミスと詐欺トークンのリスクを自分で負う。

板(オーダーブック)

買い注文と売り注文の価格と数量を並べた一覧。板が厚いほど大きな注文でも価格が動きにくい。

指値注文

価格を指定して出す注文。指定した価格以上では買わない代わりに、約定しないまま終わることもある。

成行注文

価格を指定せず、いま板にある注文と即座に約定させる注文。確実に約定する代わりに価格は保証されない。

逆指値(ストップロス)

指定価格に達したら決済する注文。損失を自分の条件で確定させ、強制ロスカットより有利に終わらせるための道具。

スプレッド

買値と売値の差。販売所形式ではこれが実質的な手数料であり、「手数料無料」の表示と両立する。

スリッページ

想定した価格と実際の約定価格のずれ。板が薄い銘柄や急変時、そして自分の注文が大きいときに発生する。

流動性

価格を大きく動かさずに売買できる度合い。流動性がない銘柄は、価格が付いていても現金化できない。

現物取引

実際に暗号資産を買って保有する取引。借入がないため強制ロスカットがなく、価格が戻るまで待てる。

レバレッジ

証拠金の何倍かの金額を動かす仕組み。国内の登録業者では個人向け上限が2倍で、海外の高倍率とは性質が違う。

証拠金

レバレッジ取引で担保として預ける資金。これが尽きた時点で建玉は強制的に閉じられる。

強制ロスカット(清算)

証拠金が尽きた建玉を取引所が強制的に決済すること。多くの場合、証拠金はほとんど残らない。

ロング(買い建玉)

価格が上がれば利益になる建玉。現物の購入も広い意味ではロングだが、通常はレバレッジ取引の文脈で使う。

ショート(売り建玉)

価格が下がれば利益になる建玉。損失の上限がないため、ロングより危険な性質を持つ。

クジラ(大口保有者)

単独で価格を動かせる量を保有する主体。動きはオンチェーンで見えるが、意図までは見えない。

OTC取引(店頭取引)

板を通さず相手と直接価格を決めて売買する方式。大口が市場価格を動かさずに売買するために使う。

相場とチャート

調整(コレクション)

上昇トレンドの途中で起きる一時的な下落。暗号資産では20〜30%の下落も調整の範囲に収まる。

ローソク足チャート

一定期間の始値・高値・安値・終値を1本で表すチャート。江戸時代の日本で生まれた表記法。

移動平均線(MA)

一定期間の平均価格を線でつないだ指標。トレンドの方向をならして見るための道具で、予測はしない。

RSI(相対力指数)

一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率を0〜100で表す指標。70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎとされる。

DeFi・NFT・Web3

DeFi(分散型金融)

銀行や証券会社を介さず、スマートコントラクトで貸借や交換を行う仕組み。誰でも使える代わりに保護もない。

DApp(分散型アプリ)

スマートコントラクトを基盤に動くアプリ。ウォレットで接続して使い、ログインの概念がない。

流動性プール

2種類以上のトークンを預け合わせて交換の在庫にする仕組み。預ける側は手数料を受け取り、価格変動のリスクを負う。

イールドファーミング

資産を各種プロトコルに預けて報酬を得る運用。表示利回りの高さは、それだけリスクが高いことの表現。

APY(年利・複利年換算)

複利を前提に年換算した利回り。短期の実績を年率に伸ばした数字であり、確定した利率ではない。

TVL(預かり資産総額)

プロトコルに預けられている資産の総額。規模の指標として使われるが、価格上昇でも増える点に注意。

NFT(非代替性トークン)

1点ごとに固有のトークン。所有記録はチェーン上にあるが、画像そのものは多くの場合外部に置かれている。

Web3

ブロックチェーンを基盤に、利用者がデータと資産を自分で保持するインターネットの構想。定義は論者により大きく異なる。

DAO(分散型自律組織)

トークン保有者の投票で意思決定する組織。理念上は水平だが、実際には大口保有者の影響が大きい。

オラクル

チェーン外の情報(価格など)をブロックチェーンに取り込む仕組み。ここが壊れると健全なコントラクトも誤作動する。

ウォレットとセキュリティ

ウォレット

暗号資産を保管する道具と呼ばれるが、実際に保管しているのは資産ではなく鍵。鍵を失えば資産も失う。

アドレス

暗号資産の送付先を示す文字列。公開して問題ないが、1文字違えば資産は取り戻せない。

秘密鍵

資産を動かす権限そのもの。知っている人が誰でも動かせるため、他人に渡した瞬間に資産は他人のものになる。

公開鍵

秘密鍵から導かれる、公開してよい鍵。署名が本物であることを誰でも検証できる仕組みの片側。

コールドウォレット

ネットに接続しない環境で鍵を保管する方式。ハードウェアウォレットが代表で、遠隔からの盗難に強い。

ホットウォレット

ネットに接続した状態で使うウォレット。スマホアプリやブラウザ拡張が代表で、利便性と引き換えに攻撃面が広い。

二要素認証(2FA)

パスワードに加えて別の要素を求める認証。SMSより認証アプリ、可能ならセキュリティキーが望ましい。

マルチシグ

送金に複数の鍵の署名を必要とする仕組み。鍵1本の紛失や盗難で資産が失われない構成をつくれる。

ウォレットドレイナー

利用者自身に承認させて資産を抜き取る悪性コード。ハッキングではなく「署名させる」手口なので技術対策では防げない。

SIMスワップ

携帯番号を第三者に移させてSMS認証を突破する攻撃。SMSを2FAに使っている口座が標的になる。

ラグプル

運営が流動性や資金を突然引き抜いて価格をゼロにする詐欺。DEX上の新規トークンで頻発する。

残高証明(Proof of Reserves)

取引所が顧客資産に見合う資産を保有していることを示す監査手法。負債側を示さない開示は証明として不十分。

規制と税金

KYC(本人確認)

取引開始時に本人性を確認する手続き。日本では犯罪収益移転防止法にもとづき、登録業者に義務づけられている。

トラベルルール

暗号資産の移転時に送付人・受取人の情報を業者間で通知する国際基準。国内では2023年から本格適用されている。

暗号資産の税金

2026年7月時点の日本では、暗号資産の利益は原則として雑所得・総合課税。損益通算や繰越控除はできない。

取得価額

売却益を計算する基準になる買値。同じ銘柄を複数回買っている場合、決められた方法で平均を計算する。

この用語集の使い方

最初から順に読む必要はありません。次の3つの読み方を想定しています。

  • 知らない語が出てきたとき|検索欄に入力してください。「板」「スプレッド」「利確」のような日常的な言い方でも、対応する用語が見つかるように書いています。
  • これから買う人|「基本用語」と「ウォレットとセキュリティ」の2つを先に読むと、最初の1回でつまずく箇所がほぼ消えます。とくにシードフレーズ秘密鍵は、意味を知らないまま操作すると資産を失う種類の用語です。
  • レバレッジ取引を考えている人|「取引と注文」の強制ロスカット(清算)資金調達率証拠金を先に読んでください。仕組みを理解せずに使うと、価格が想定どおり動いても資金が残らないことがあります。

用語を覚えるより先に確認したいこと

用語の意味がわかっても、それが自分の使う取引所でどう実装されているかは別問題です。同じ「成行注文」でも、販売所形式ではスプレッドが手数料の役割を果たすため、実質コストは板取引の成行注文とまったく違います。用語集で仕組みを押さえたら、国内取引所の比較で実際の数字を確認してください。

税金に関わる用語(暗号資産の税金取得価額)は、2026年7月時点の日本の制度を前提に書いています。制度は変わるため、申告の前に税金と確定申告のページと国税庁の一次情報をあわせて確認してください。

英語版の用語集

英語では301語を公開しています。日本語版はそのうち利用頻度の高い107語を選んで、日本の読者向けに書き直したものです。ここに載っていない用語(オンチェーン指標、デリバティブの細かい用語、各国の規制名など)は 英語版の用語集 をご覧ください。

よくある質問

英語の略語しか分からないのですが、探せますか?

探せます。検索欄は日本語表記とスラッグ(URLに使われている英語)の両方を対象にしているので、「APY」「FDV」「TVL」などのアルファベットでも一致します。

用語の解説は誰が書いていますか?

CryptoWatchHub編集部です。数字を含む記述は、取引所や当局が公開している一次情報にもとづいて書き、確認できなかった数字は書かない方針をとっています。制度に関する記述には、いつ時点の情報かを明記しています。

投資判断の参考にしていいですか?

用語の意味を理解する目的で使ってください。特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が大きく、投資した金額を失う可能性があります。免責事項もあわせてご確認ください。

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