相場とチャート
FOMO(取り残される恐怖)
上昇に乗り遅れる不安から、計画なく買ってしまう心理。高値で買い、下落で売る行動の主因。
FOMO(Fear Of Missing Out)は、価格が上がっているのを見て「今買わないと機会を失う」と感じる心理です。急騰のニュース、SNSの利益報告、周囲の話題が引き金になります。この状態で出す注文は、たいてい価格を確認せず成行で、金額も事前に決めた額を超えます。
厄介なのは、FOMOで買う瞬間が統計的に最も条件が悪い時点であることです。話題になるほど価格は上がっており、スプレッドもスリッページも広がっています。そして下落局面では同じ心理が反転し、恐怖で売ります。高く買い、安く売る行動の完成形です。
対策は判断の事前化です。買う金額・買う頻度・許容する下落幅を、平常時に決めて書き留めておく。積立はこれを仕組みにしたものです。恐怖・貪欲指数は、市場全体がこの心理のどこにいるかを1つの数字で示します。