取引と注文
ドルコスト平均法(積立)
一定額を定期的に買い続ける方法。買値を平均化し、購入タイミングの判断を不要にする。
ドルコスト平均法(DCA)は、価格を見ずに一定額を定期的に買い続ける方法です。価格が高いときは少ない枚数、安いときは多い枚数を買うため、平均取得価格が平準化されます。国内取引所の多くが積立サービスを提供しており、日次・週次・月次で自動化できます。
この方法の本当の利点は、数学的な優位性ではなく行動の制御です。値動きの大きい市場で最も損失を生むのは、上昇後に慌てて買い(FOMO)、下落後に耐えられず売る行動です。積立は判断の回数を減らします。
実務上の注意点は3つです。①販売所形式の積立はスプレッドが乗るため、同じ金額でも板取引より取得枚数が少なくなります。②税務上は取得価額の計算が必要で、回数が多いほど記録が重要になります(取得価額参照)。③積立は下落局面で買い続けることが前提の方法なので、途中でやめると仕組みが機能しません。