暗号資産を相続したら|評価は課税時期の取引価格、問題は「見つからないこと」
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海外のニュースで見た銘柄を国内の取引所で探しても見つからない。この差は、取引所が扱いたくないから生まれているわけではありません。国内で新しい銘柄を扱うには、業界団体への届出と審査を経る必要があります。その仕組みを知ると、「国内にない」という事実から何が読み取れて、何が読み取れないのかがはっきりします。
以下は2026年8月時点の公表資料にもとづく整理です。数値は一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が公表しているものを使っています。
登録された交換業者はJVCEAの会員として自主規制の対象になります。新しい銘柄の取扱いを始めるときは事前に届け出て、審査を経る必要があります。審査では、その銘柄の仕組み、発行体や供給の状況、マネーロンダリングに悪用される可能性、技術的な問題の有無などが見られます。
つまり国内取引所の取扱銘柄は、需要の順ではなく、この手続を通過した順に並んでいるということです。
すでに国内で広く扱われている銘柄については、毎回同じ審査を繰り返す意味が薄くなります。そこでJVCEAはグリーンリストを公表しています。掲載の条件は4つです。
ここに載っている銘柄は、新たに扱おうとする業者の手続が軽くなります。条件の2番目に注目してください。「6か月以上」という時間が制度に組み込まれています。国内の上場が海外より遅いのは、運用の遅さというより設計です。
2026年7月22日時点のグリーンリストは31銘柄です。ここで見るべきなのは銘柄数ではなく、何社が扱っているかのほうです。
取扱社数は、そのままその銘柄を売買できる場所の数です。3社しか扱っていない銘柄は、1社が取扱いを終了したときに選択肢が3分の1減ります。流動性と、板の厚み、そしてスプレッドにも効いてきます。国内で長期保有する前提なら、価格より先に見ておく数字です。
もうひとつ日本市場らしい点として、金・銀・プラチナの価格に連動する国内発行の銘柄(ZPG、ZPGAG、ZPGPT)がリストに入っています。海外の主要銘柄一覧には出てこない構成です。
読み取れないこと|国内で扱われていない銘柄が、詐欺だとか価値がないとは言えません。審査は順番に処理されるもので、単に手続が終わっていないだけの銘柄が多くあります。
読み取れること|国内で扱われている銘柄は、少なくとも一度は第三者の審査を通っています。海外の取引所やDEXには、審査という工程自体が存在しない場所もあります。詐欺の手口で扱ったような銘柄は、そもそも国内の審査の対象になりません。
国内にない銘柄を買う選択自体を否定はしませんが、増える手間は先に知っておいたほうがフェアです。
いいえ。リストは手続を軽くするものであって、各社が扱うかどうかは各社の判断です。需要が小さい銘柄は載っていても増えません。
あります。終了する場合は事前に告知され、売却または他所への出庫の期限が示されるのが通常です。期限を過ぎた後の扱いは業者ごとに異なるため、告知が出たら早めに動くほうが安全です。
違います。グリーンリストは「広く扱われている銘柄」の一覧で、個別に審査を通って1〜2社だけが扱っている銘柄も別にあります。取扱銘柄の全体は各社の一覧で確認してください。
JVCEAが新規取扱銘柄を随時公表しています。当サイトの価格一覧は世界の市場データを扱っているため、掲載されていても国内で買えるとは限りません。
当サイトは情報提供のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨しません。掲載している銘柄数と取扱社数は2026年7月22日時点のグリーンリストにもとづきます。最新の状況はJVCEAおよび各社の公表資料で確認してください。免責事項
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