銘柄: 21,240時価総額: 409.04兆円 3.5%24時間出来高: 13.72兆円BTC ドミナンス: 58.3%ETH: 11.4%恐怖・貪欲: 69 貪欲

日本で買える暗号資産はどう決まるのか|グリーンリストと取扱審査

海外のニュースで見た銘柄を国内の取引所で探しても見つからない。この差は、取引所が扱いたくないから生まれているわけではありません。国内で新しい銘柄を扱うには、業界団体への届出と審査を経る必要があります。その仕組みを知ると、「国内にない」という事実から何が読み取れて、何が読み取れないのかがはっきりします。

以下は2026年8月時点の公表資料にもとづく整理です。数値は一般社団法人日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が公表しているものを使っています。

だれが決めているのか

登録された交換業者はJVCEAの会員として自主規制の対象になります。新しい銘柄の取扱いを始めるときは事前に届け出て、審査を経る必要があります。審査では、その銘柄の仕組み、発行体や供給の状況、マネーロンダリングに悪用される可能性、技術的な問題の有無などが見られます。

つまり国内取引所の取扱銘柄は、需要の順ではなく、この手続を通過した順に並んでいるということです。

グリーンリストという仕組み

すでに国内で広く扱われている銘柄については、毎回同じ審査を繰り返す意味が薄くなります。そこでJVCEAはグリーンリストを公表しています。掲載の条件は4つです。

  • 3社以上の会員企業が取り扱っている
  • 1社が取扱いを開始してから6か月以上経過している
  • 協会が取扱いに付帯条件を設定していない
  • リストの対象として不適当とする事由が生じていない

ここに載っている銘柄は、新たに扱おうとする業者の手続が軽くなります。条件の2番目に注目してください。「6か月以上」という時間が制度に組み込まれています。国内の上場が海外より遅いのは、運用の遅さというより設計です。

31銘柄、ただし厚みはまったく違う

2026年7月22日時点のグリーンリストは31銘柄です。ここで見るべきなのは銘柄数ではなく、何社が扱っているかのほうです。

  • 29社・28社|BTC、ETH。ほぼすべての業者が扱っています。
  • 17〜19社|XRP、BCH、LTC。
  • 12〜15社|DOT、POL、XLM。
  • 8〜10社|SAND、DAI、SHIB、ETC、XTZ。
  • 3〜7社|BAT、AXS、HBAR、IOST、MANA、QTUM、SKY、LSK、MONA、XYM、ALGO、FIL、MKR、OMG、XEM。

取扱社数は、そのままその銘柄を売買できる場所の数です。3社しか扱っていない銘柄は、1社が取扱いを終了したときに選択肢が3分の1減ります。流動性と、板の厚み、そしてスプレッドにも効いてきます。国内で長期保有する前提なら、価格より先に見ておく数字です。

もうひとつ日本市場らしい点として、金・銀・プラチナの価格に連動する国内発行の銘柄(ZPG、ZPGAG、ZPGPT)がリストに入っています。海外の主要銘柄一覧には出てこない構成です。

「国内にない」から読み取れること、読み取れないこと

読み取れないこと|国内で扱われていない銘柄が、詐欺だとか価値がないとは言えません。審査は順番に処理されるもので、単に手続が終わっていないだけの銘柄が多くあります。

読み取れること|国内で扱われている銘柄は、少なくとも一度は第三者の審査を通っています。海外の取引所やDEXには、審査という工程自体が存在しない場所もあります。詐欺の手口で扱ったような銘柄は、そもそも国内の審査の対象になりません。

海外で買うと何が増えるのか

国内にない銘柄を買う選択自体を否定はしませんが、増える手間は先に知っておいたほうがフェアです。

よくある質問

グリーンリストに載れば必ず買えるようになりますか。

いいえ。リストは手続を軽くするものであって、各社が扱うかどうかは各社の判断です。需要が小さい銘柄は載っていても増えません。

取扱いが終了することもありますか。

あります。終了する場合は事前に告知され、売却または他所への出庫の期限が示されるのが通常です。期限を過ぎた後の扱いは業者ごとに異なるため、告知が出たら早めに動くほうが安全です。

この31銘柄が国内で買えるすべてですか。

違います。グリーンリストは「広く扱われている銘柄」の一覧で、個別に審査を通って1〜2社だけが扱っている銘柄も別にあります。取扱銘柄の全体は各社の一覧で確認してください。

新しい銘柄はどこで確認できますか。

JVCEAが新規取扱銘柄を随時公表しています。当サイトの価格一覧は世界の市場データを扱っているため、掲載されていても国内で買えるとは限りません。

当サイトは情報提供のみを目的としており、特定の銘柄の売買を推奨しません。掲載している銘柄数と取扱社数は2026年7月22日時点のグリーンリストにもとづきます。最新の状況はJVCEAおよび各社の公表資料で確認してください。免責事項

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