ウォレットとセキュリティ
コールドウォレット
ネットに接続しない環境で鍵を保管する方式。ハードウェアウォレットが代表で、遠隔からの盗難に強い。
コールドウォレットは、秘密鍵をインターネットから切り離して保管する方式です。専用機器(ハードウェアウォレット)が一般的で、署名は機器の内部で行われ、鍵が外に出ません。パソコンがマルウェアに感染していても、機器の画面で送金先を確認して物理ボタンを押さない限り送金は成立しません。
守れるリスクと守れないリスクを区別してください。防げるのは遠隔からの鍵の窃取です。防げないのは、①シードフレーズの紛失や漏洩、②機器の画面を確認せず承認してしまう操作(ドレイナーの典型的な手口)、③物理的な強盗。つまり最終的な安全性はシードフレーズの管理に帰着します。
購入経路にも注意が必要です。中古品やマーケットプレイスの転売品には、あらかじめシードフレーズが仕込まれた改造品が存在します。メーカー直販か正規代理店から買い、初期化時に自分で単語を生成させてください。長期保有分はコールド、売買する分は取引所、という使い分けが実務的です。