ウォレットとセキュリティ
二要素認証(2FA)
パスワードに加えて別の要素を求める認証。SMSより認証アプリ、可能ならセキュリティキーが望ましい。
2FAは、パスワード(知識)に加えて、端末やアプリ(所持)などの別要素を求める仕組みです。取引所の口座で最初に設定すべき防御であり、パスワードが漏れても単独ではログインされません。
方式には強さの差があります。SMS認証は最も弱い——電話番号を乗っ取るSIMスワップで突破されます。認証アプリ(TOTP)はSMSより安全ですが、端末を失うと復旧に手間がかかるため、バックアップコードの保管が前提です。もっとも強いのは物理セキュリティキー(FIDO2)で、フィッシングサイトでは原理的に成立しません。
実務上の落とし穴が2つあります。①出金アドレスのホワイトリスト登録を併用しないと、ログインを守れても出金を止められない。②認証アプリを口座と同じスマートフォンだけに入れておくと、その1台の紛失で両方失います。取引所の設定画面で、ログイン・出金・API発行それぞれに2FAが要求されるかを確認してください。